「中小企業等金融債務者保護推進議員連盟」の活動を支援する第2回緊急集会の報告

銀行債務者の権利保護のための法律を!!
■「中小企業等金融債務者保護推進議員連盟」の活動を支援する第2回緊急集会のご報告<主催:銀行の貸し手責任を問う会>

2012年6月26日(火)中央大学駿河台記念館にて、『中小企業等金融債務者保護推進議員連盟』の活動を支援する第2回 緊急集会が開催されました。(挨拶する椎名麻紗枝弁護士)

今回の集会の主な目的は、銀行の融資の法的問題の改善を図るために当 会が掲げる要求を簡潔にまとめたパンフレット完成の報告、並びにその活用方法についての議論をもつことでした。


ジャーナリスト・山田厚史さん

そこで主に提案されたことは、会員それぞれが地元の国会議員を中心に、パンフレットを配りに直接事務所を訪問し、それを機に議員連盟に参加を促す、もしくは私たちの理念と訴えに理解を頂く、というものでした。また、消費者団体、中小企業の諸団体にも広く訴え、私たちの会の活動に賛同してもらえれば、当然、それらの団体の支援を受けて、国会議員も議員連盟に参加してもらえることになります。


小泉俊明衆院議員

団体の名簿を手にいれてパンフレットを同封して広く呼びかけようというものでした。
こうした活動が無意味でないのは、北海道在住の会員の方が、鈴木宗男新党大地・真民主代表を訪ねたことがきっかけで、その同志の議員の方々などが議員連盟に5名新たに参加してくれたことからも明らかです。

国会議員にとって、自身の政治生命と直結する地元の有権者の意見や陳情ほど大事なものはなく、私たち一般市民が普段イメージする以上に、議員や秘書が時間を割いてくれる可能性は高いです。是非、銀行被害に遭われている方は、駄目でもともとの気持で、地元選出の議員にアポイントをとってみてください。もし、アポが取れた際には、今回完成したパンフレットが必ず役に立つと思います。

イラストレータ・中村景子さん

ただ、奇しくも、集会が開かれた当日は消費税増税法案の衆院本会議採決があり、皆様ご存知のように、民主党内で増税に反対する小沢氏を中心とする議員が反対票を入れるという事態がありました。私たちの支援する「中小企業等金融債務者保護推進議員連盟」に在籍する議員の中にも反対票を投じた先生方もいらっしゃいました。



中でも議連の幹事長である小泉俊明議員もその一人であり、マスコミの囲み取材を終えたすぐその足で集会に参加、20分ほど現在の金融問題や消費税問題についてのスピーチもして頂きました。
こうした政変があった今、衆院解散・総選挙がそう遠くない時期にあるのは間違いありません。そうなると、残念ながら今回の議員連盟は解散となります。
しかし、重要なのは、私たちの理念や要求が、決して私利私欲に 基づくものではなく、大きな公共的利益、とりわけ銀行と取引のある多数の企業・個人にとって重要な権利の獲得につながるものだ、という理解が世論一般、国会議員の間に広がっていくことです。
そうすることで、新しい政権、新しい政治家集団に、私たちの理念が共有され、最終的な立法化へとつながっていくと考えています。こうした大目標にとり、今回作成したパンフレットがその小さな一歩になることを願っています.。(M・G記)

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