「講談社」へ寄せられた『無法回収』読者からの感想・意見

『無法回収』読者感想文
金融サービサー(債権回収専門会社)やRCC(整理回収機構)による無法で違法な問答無用の債権回収が全国的に吹き荒れています。多くの中小零細業者や個人債務者から取り立ての横暴に対し、抗議の怒りの声が上がり、広まりを見せています。
 2008年秋に講談社で出版された『無法回収――不良債権ビジネスの底知れぬ深き闇』の本は多くの金融被害者たちに、その問題発生の根源を解き明かし、被害回復の方向性を示し、激励と生きる勇気をあたえています。同書が、読者の中にどんな影響を与えているのか――、
 講談社編集部に寄せられた読者の感想・意見の一端を匿名で紹介致します。

【感想&意見:1】

 <『無法回収』で明らかにされた未曾有の金融被害の実態を>一般の人がもっとも知るべきですが……。同時に各界の人々が「戦わなければ」いけないのですが、現実には行動を起こすのが少ないのが残念ですね。
 いつの世も正義≠ヘ勝ち取るものだと理解する人が……。せめて1000〜2000万人ぐらいの人が理解するといいのですがね。特に日本人はおとなしいです。5年先、10年先の日本はどうなるのでしょうか? とても心配です。

【感想&意見:2】
『無法回収――不良債権ビジネスの底知れぬ深き闇』の本の内容は@時宜にかなっているA金融の弱者、被害者の立場に立って解明されているのがよい。B実際の仕事に必携の 書である。

【感想&意見:3】購入動機
 私は、ビジネスドクターです。外科医として危機に瀕した中小企業を再起させるための荒療治、状況によっては、経営者の再起の道を図った上での、会社の私的整理を行っております。そういう私の体験から「こうして会社は騙される」他10冊余を出版、日本ペンクラブ、および鎌倉ペンクラブの会員でもあります。
 「無法回収」倒産会社の経営者の再起の「がん」は、「貸金業者」ではなく「金融機関と債権回収機構」であることを痛切に感じていただけに、同書が今後の実務にプラスになるはずと思い購入致しました。

【感想&意見:4】
 『無法回収』の本を読んでの驚きは、銀行取引(融資)について法的規制がないとは! ただただ絶句するのみです。公金分野の回収まで金融サービサーが分け入ったときは日本人を辞めましょう

【感想&意見:5】日本は無法状態だ!
 この『無法回収』をよんで、日本には法律は有って無しの如しの感じです。銀行その他は呆れかえる行状だ。許せない!
 全て無法状態――何の国策もなく、いつの世も弱い者が泣き寝入りさせられている。よくどここまで書いて下さいました。(筆者だけでなく)講談社に対して感謝で一杯です。実話及び私共恐ろしい目にあっている。(鬼追弁護士の実態〜国の恥)

【感想&意見:6】本書に感謝
 私は無担保、無剰余で回収見込みゼロの債務者の1人であります。RCCからは過去15年あまり毎年1回ぐらいに請求書をもらっていましたが、すぐにちり箱入りでした。『無法回収』の本を読みまして、自分の自己防衛能力の欠如に驚きました。本当に良い本を買ったものだと感激しております。ありがとう御座いました。

【感想&意見:7】
 自分たちの分からない世界の構造や社会の仕組みについて分かりやすく書かれている。読み進むに連れ、怒りが強くなった。
 このような本をもっと読んでいきたいと思いました。

【感想&意見:8】
 『無法回収』の本はいい内容だ。表紙が柔らかい製本なら持ち歩いて電車内等で読みよいなと感じた。

【感想&意見:9】

 『無法回収――不良債権ビジネスの底知れぬ深き闇』の本はおもしろかった。もう少し深く突っ込んでも良かったかな。ちょっと歯がゆい。

【感想&意見:10】
続編を期待
 『無法回収』ならぬ『不法回収』だと思いました。回収の実態があまりにも酷いということ。是非続編を期待します。

【感想&意見:11】
 『無法回収』の著書はよく取材されている。
 @全国で集団訴訟を起こすべきです。固定資産税が建築後何年も経っているのに、減価償却の概念(価値が減っているのに)なしに課税額が高止まりしているのはおかしい。A事業者の償却資産税で無くなったもの(幽霊)にも課税されているのはおかしい。

【感想&意見:12】
 『無法回収――不良債権ビジネスの底知れぬ深き闇』は本として問題点を提起しているが、マスコミではあまり出ない。それだけに本書に接し、よく教えられたと思います。

【感想&意見:13】

 弁護士会の闇、ホームページに参考になりました。ホームページにリンクしました。

【感想&意見:14】
 金融関係の本や銀行出身の作家の書籍をこの1年間で30冊以上読み、融資の現場に立
ち合ってみて、最期に『無法回収』の本に出会い、非常に納得しました。
 また、若手弁護士の多くの方が努力している、と同時にRCCの関係者の道徳心の無さに日本の現状を見ることが出来ました。今後の参考になりました。多くの人に本書を勧める積もりです。(つづく)