議員連盟の会を傍聴させていただいて<投稿>

 三菱銀行被害者 谷口知子さん
2012.04.11

議員会館は、バブルの三菱銀行被害者として、10年余り前に訪れて以来です。
その頃は、金融被害に関心を示して下さる議員さんは稀でした。その後も救済に活動を続けられる椎名麻紗枝先生の熱意に、心を動かさ れた議員連盟が設立され、今回、金融問題解決に乗り出して下さった事は本当に嬉しく頼もしく、今昔の感慨で傍聴させて頂きました。
 当時は、中坊さんの唱えられる整理回収機構(RCC)の話に感動、「もう貸しはがしはない」と安堵、期待したのも束の間、そのRCCが銀行と同じく社会的公共的存在を忘れ、債権者を泣かせている実態を知りました。
被害者(旅館業のA氏、B様、C建設のC氏)のご体験発表には、胸が痛くなりました。
 裕福なご生活が一変、高額の銀行の債務をRCCが暴力団紛(まが)いに取り立てる冷酷さに、(過去の自分の思い出と重なり)涙しました。
 思わず「ひどい」と怒りがこみ上げ、唇を噛み締めました。
私共の事件は、平成の初め、銀行神話を信じ,自宅を担保にリバース・モーゲージ方式で老後の暮らしの安定を銀行に依頼したのが、全く異なる物件を買わされショート、騙(だま)されたと知った時は、借金の蟻地獄に落ち入り 、最後は津波のように、根こそぎ、すべてを喪失しました。
 「銀行の契約書」が、最後まで、銀行員の書き間違いと押し通され、こ ちらに書類なく、椎名先生のご尽力にかかわらず、裁判で、真実を明確にするには、「文書(契約時の銀行の稟議書)提出命令でその公開を待ちましたが、最高裁から却下され、完敗しました。
バブルの悲劇は誰も責任をとらず、忘却の彼方になりましたが、債務者に不利益を与える金融問題は、改正されず、その反省もなく、弱者いじめが繰り返されている現実は許されません。
 絶対に損をしないように作成された「銀行御中」の書類、誰にも判らぬように、薄く小さい字で印刷されたむしろ理解されたら困る内容の規約、裁判では逆さまに押印した謎の杜撰な書類まで見つかりました、
プロがアマを騙す絶対に対等でない取引の仕組みに、メスを入れてください。秘密主義のインチキな銀行と、血も涙もない禿鷹(ハゲタカ)の取り立て屋で、人生が悲惨な運命に狂わされるのは、私共で、もうたくさんです、政治のお力で、解消して幸せを取り戻させてあげて下さい。切にお願い申しあげます。