ノンフィクション劇場『騙す PART-4』(大蔵省の犯罪)の上演&リレートーク(2004/03/19)
  観劇した参加者の感想と意見

 上演会は銀行の貸し手責任を問う会と『騙す』PART-4上演実行委員会が主催したものです。参加者は観劇してどう感じたのか、当日配布されたアンケート調査に綴られた「感想と意見」(要旨)に見てみました。

【70歳代・主婦】
 すばらしい劇でした。『騙す』も今回で4回目です。回を重ねるたびに、内容も深くなりだんだんと良いお芝居になりました。大変感動しました。
 融資一体型変額保険の被害が今まで大体しか分かりませんでしたが、観劇して、被害の状況、酷さがとてもよく理解できました。
 どうしても国賠(国家賠償訴訟)を起こし、大蔵省の責任を質さなければならないと痛感しました。国賠原告の会の皆さんは頑張って下さい。
 今日のようなお芝居は、もっと多くの人達に観て頂きたいです。国や銀行に迫るには、あらゆる金融被害者の人々の団結が何よりも大切です。仲良く頑張って運動を進めることを切に願います。
【50歳代・女性:非常勤講師】
 『騙す』PART-2以外は全て鑑賞しました。今回の『騙す』PART-4が一番良かった。それだけに、もっと多くの方々に観て欲しかった。
 人の集まるところにやってくるのが政治家。招待席の空きが目に付いた。
【50歳代・女性:保険会社派遣社員】
 勤続16年の生保派遣社員です。融資一体型変額保険の仕組みについては知っていましたが、大蔵省の犯罪という認識はありませんでした。『騙す』PART-4を鑑賞して、そのことがよく分かり、大変良かったと思っています。
 変額保険の被害は、すでに長い年月がたっているので、少し忘れられているように思います。劇『騙す』の中の話し合いの時が平成何年頃のことかが、はっきり示されたら、もっと、分かりやすいと思う。実直な人が、普通の安心した生活ができるように頑張って下さい。
 保険会社は、変額保険で契約者から訴えられても、会社として、取り合いません。営業職員個人のものとしての対応しかしません。保険会社は、金融監督庁の検査をすべての職員が異常なくらい、恐れています。私から見れば不思議なくらいです。
 今日の劇を見て一番強く感じたのは、裁判所の対応には、冷たく、悲しくなりました。金融裁判の酷さを初めて知りました。
 銀行が訳の分からない人に多額の貸し付けをするのを止めさせて欲しい。銀行が生命保険会社の代理店になっている。お互いどのようなメリットがあるのか、あらためて恐ろしく思う。

【40歳代・男性:会社員】
 劇の内容はとても分かりやすく。金融被害の問題を身近に考えることができた。
【60歳代・男性:会社員】
 『騙す』PART-4はとても分かりやすく、良くできていました。勉強になりました。
【60歳代・男性:自営業】
 劇『騙す』と構成ともによかった・もっと社会的に大きな問題にするために、自分にできることは大いに協力していきたいと思います。
【50歳代・女性】
 連帯保証で苦しんでいる人は多数いると思われます。会を大きくするためにも、『騙す』の上演など運動が広がるように、頑張って下さい。
【20歳代・女性:学生】
 お母さんから聞いて参加した。劇を観て、思ったのは、進行役2人の話が分かりやすかったです。まだまだ、分からないこともありますが、大蔵省の役人のあくどさが劇を見て手に取るように分かった。大蔵省の悪徳をどうにかしてでも、やっつけたいというか、監督責任を取らせたい。ドラマとかにして、みんなに広めたいと思いました。
 現在の日本はおかしい!! オレオレ詐欺のように、今まで一生懸命生きてこられた庶民の皆さんを銀行や大蔵省が『騙す』なんて最低!! 人のことを考えられない人は、人間じゃない!!
【50歳代・男性】
 『騙す』PART-4は、じっくり拝見した。多くの金融被害者を出した国の責任の大きさがよく分かりました。国賠訴訟に微力ながら協力していきたい。
【20歳代・女性:学生】
 『騙す』PART-4を鑑賞し、問題が非常に分かりやすかった。金融被害者を激増させたこの大蔵省の国家的犯罪について説明してもらい、勉強になりました。これからも、このような活動を続けて、支援者をどんどん増やしていってほしいと、心から思います。参加した皆さんの多くは、全国の被害者の代表として、雨にも、風にも負けず、国家や裁判所、また、銀行や政治の圧力に負けず、頑張って欲しいと思います!あきらめず、本当に頑張って頂きたいです。
【70歳代・男性:自営業】
 劇を観て、皆さんの声を聞いて、日本の現状そのものであると思いました。政治家はもっと民の声を聞くべきだと痛感しました。大蔵省とあわせて、銀行をもっと厳しく糾弾すべきだと思いました。
【40歳代・女性:主婦】
 参加して、国賠に踏み切られたと初めて知りました。銀行や国の間違いでおきた金融被害問題は自分たち全体の問題と受け止め、応援をしていきたいと思います。皆さん共に頑張りましょう。
【60歳代・男性:組合役員】
 銀行・生保、大蔵省、裁判所どこも被害者を救おうとしない。怒りがわいてきます。私達が力を合わせて、世の中を正していかなければならないと思いました。国賠訴訟に立ち上がる決意をされた皆さんに、敬意を感じています。銀行に勤めてきた者です。組合として闘ってきた者として、ご協力していきたいと思います。
【60歳代・女性:無職】
 新聞で『騙す』PART-4を知った。内容は分かりやすかった。銀行の被害者の存在を知らなかったが、酷い目にあっていることが分かったので、応援するために、できるだけ多くの人に広めたいと思いました。
【60歳代・女性:主婦】
 被害者の友人として参加した。被害者達が地道な活動を続けられてこられたことに、感謝すると共に、国家賠償訴訟に立ち上がられることに応援させて頂きます。黙っていられません。
【30歳代・女性:会社員】
 家族に聞いて、『騙す』PART-4を観た。この国賠訴訟の成功は、日本全体のためになると思います。成功を祈念致します。
【60歳代・女性:会社取締役】
 銀行被害者の存在は知っていた。『騙す』劇はとても分かりやすく、中身の濃い劇でした。
【20歳代・女性:病院事務】
 銀行の被害者の存在は知っていた。何の罪のないのに、というか国民を騙して人生さえも変えさせる許せない銀行、大蔵省の犯罪だと思います。お父さんの遺書がとてもショックでした。このような生々しい実態を改めて知ることができました。
【60歳代・男性:宅地建物取引業】
 私がお世話になっている方の勧めで参加した。『騙す』PART-4は良かったです。頑張って下さい。公務員は国民のために何をするべきか自覚してほしい。
【70歳代・男性:珈琲店経営】
 変額保険被害者の会の会員です。『騙す』劇には観劇しました。最後の智子様の父が残した遺書の朗読には涙が止めどなく流れました。国賠訴訟を早期に起こし、国の責任、犯罪性を明らかにして下さい。
【60歳代・男性:無職】
 銀行の貸し手責任を問う会と変額保険被害者の会の会員です。『騙す』PART-4は非常に良くできていました。
【60歳代・男性:年金生活者】
 ノンフィクション劇場『騙す』はとても分かりやすく、迫力もあって良かった。(各界代表の)リレートークを含め、とても内容の濃い集会でした。国賠訴訟は長い闘いになると思いますが、息切れせず、国の犯罪追及をしっかりやりましょう。
【50歳代・男性:港区議会議員】
 大蔵省、国の責任を徹底的に追及しましょう。その必要があることを痛感した。
【60歳代・男性:無職】
 『騙す』劇を通して、貸し手側、借り手側、その実態が生々しく、大変勉強になりました。国賠訴訟の宣伝を積極的にして下さい。協力します。遠慮なく活動要請をして下さい。
【60歳代・男性:自営業】
 『騙す』PART-4は非常に良かったです。具体性があって、説得力があって、迫真力がありました。継続は力なり、といいます。努力して、皆様共に頑張りましょう。
【60歳代・男性:自営業】
 知人の紹介で参加した。『騙す』劇はリアリティーがあり、勉強になった。この運動を負けずに推し進めて下さい。大変参考になった。
【70歳代・女性】
 友人からの連絡で参加した。従来に比べて、今回の劇が大蔵省、銀行、生保の無責任さ、営利のためには何でもするというあくどさが一番よく説明されており、また、誰にも理解される内容だったと思う。また、最後の自殺した父の遺書は身につまされました。
 保険とは危険分散だが、変額保険は保険といいながら、本当は保険でない仕組みだということがとてもよく分かりました。
 偉そうなことを申しますが、『騙す』PART-4は論点が大変よく整理されてきたと思いました。
【60歳代・男性:団体役員】
 『騙す』劇は、財務・金融共同行動実行委員会で知りました。劇はとても理解しやすいお芝居でした。金融被害の本質がよく分かりました。今まであった疑問が大部分とけました。がんばりますね!皆さん。「権力」に立ち向かう勇気に感激です。こんないい集会に参加者を満杯できなかったのがとても残念です。
【40歳代・女性:事務員】
 パンフレットを見て参加しました。川田悦子前衆院議員の言葉と自殺なさった父の遺書の言葉を深く心に刻みました。
 2001年12月のノンフィクション劇場に伺いました。その後もこのように引き続き活動をなさっていることに、皆様の熱意とご尽力を感じます。
【60歳代・女性:出版社・編集】
 『騙す』PART-4(大蔵省の犯罪)を見て痛感したのは、とんでもない話がまかり通っているということです。理不尽です。憲法がありながら“自衛隊イラク派兵あり”という国のありようにも重なると思います。憤りを感じます。
 川田悦子さん(前衆院議員)のお話のように、騙す人と騙された人がいますが、騙す人が悪いのです。騙された人は自死してはなりません。その騙された過程、悪徳の手口を明らかにする責任が騙された人にあります。川田さんの忠言は示唆に富んでおり、大切です。どんな場合でも一人ひとりの生命が守られなければなりません。心に深く浸みる話でした。 
【注】(感想・意見は随時、続報致します)