■主催:銀行の貸し手責任を問う会:銀行被害者の救済と再発防止を求めて〜
「連帯保証問題」シンポジウム 2004/07/17開催

アンケート調査に見る出席者の感想と意見
  • 60代・男性、独立行政法人勤務:変額保険被害者の会から聞き、本日のシンポジウムに参加した。大変勉強になりました。改めて、銀行は表面はやさしいが、裏では暴力団やサラ金ローン、商工ローンよりも、酷く、汚い企業だと痛感させられた。この度の予備的調査要請書提出(2004年6月14日提出)のように、国会、関係省庁、各銀行などへの要請を先生方にお願いをいたしたい。
     意義あるシンポジウム(特に世の中で問題となっている事柄)の開催は大変有意義で歓迎します。
  • 60代・男性、自営業:シンポジウムは大変よかったと思います。法律を変えることまで期待したい。被害の実態をもっと広範囲に広めたいと思いました。広報活動をもっと強めた方がよいと思いますが……。銀行の貸し手責任を問う会の催しには今後とも参加を希望します。
  • 70代・男性、無職:今後の活動について、包括保証廃止だけでなく、連帯保証の全廃を目指したい。銀行の提案融資(押し付け)の被害の多くは、包括や根保証によるものではなく、保証人追求の節度のなさ(生活権侵害)にある。生活の拠点である自宅を残すなど、運動の強化が必要だ。強力な行政指導(生活権侵害はさせない)も求め続ける必要がある。不当な保証契約禁止だけでなく、非人間的な保証追求を止めさせることが望まれる。
  • 40代・男性、自営業:法改正の報告会のように感じました。でも、会員のモチベーション(動機付け)を高めるためにも、是非、今後も継続して下さい。銀行にやられた話はもう十分。銀行に対抗する活動を期待します。→対抗している具体的事例の話を聞きたい。銀行とたたかう委員会でも作ったらどうか?
  • 60代・女性、主婦:学校教育で月1回でも(銀行の酷さ)実態を取り上げられれば、これからの若い人の生活も変わると思います。シンポで問題の仕組みが非常によく分かりました。変額保険に契約をするまで、ほとんど抵当権も連帯保証のことも知らず、まったくの無知でした。シンポでいろいろと分かるほど、恐ろしい契約をしたんだと考えさせられる。現在、困っている状態をどうすることも出来ないことを再確認しました。銀行の貸し手責任を問う会の椎名先生、役員の皆様に感謝しています。
     今後も、今以上に国会で取り上げられることを期待しています。
     これから、より現在苦しんでいる人達が、1日も早く解決できることを期待しています。毎月50万円の返済に追われ、協力できないことを心苦しく、申し訳ありません。
  • 50代・男性、会社員:シンポはよかった。今後、個人債務の放棄問題にも取り組んで下さい。
    今後、立法権者に対する要請をどんどん強く、多くお願いします。司法の判例重視制度を改めさせ、裁判官それぞれの意見を元に判決を下す様な制度に改めさせて下さい。
     当社の社長が連帯保証により、1.5億円程を代位弁済しました。裁判が始まってから3年ほど一緒にいろいろ勉強しました。
     貸し手責任も絶対あるという気持ちも強く抱きました。しかしながら、行政を含めて、どの機関に言っても、保証の判を押している事で、門前払いでした。行政も指導して下さい。
  • 70代・男性、会社役員:椎名先生のご紹介で参加した。銀行の被害者が多いのに驚いた。また、銀行は悪の権化であることを確認できた。シンポは大変参考になったが、いかにも遅すぎた。無知は“罪”であると反省することしきり。次の選挙に勝つまで変わらないとは、無責任である。4年は長すぎる。負け犬の集まりになりたくない。今後の活動では被害者の救済の実現運動を強めてほしい。被害者の知識のなさを痛感した。教育の必要がある。
  • 50代・男性、弁護士:裁判所前でビラを受け取り、シンポに参加した。大変勉強になりました。また、皆さんの強い意思に感銘しました。今後の活動では、法改正への働きかけを強めて下さい。
     保証否認についての裁判を担当しておりますが、いろいろ、ご教示うけたまわりたいと思っています。