高齢者を騙した甲府信金による無断口座開設・不正融資事件
 甲府信金は非を認め、直ちに被害を回復せよ!

 古屋嗣雄さん親子を支援する会が配布した支援訴えのビラと金融庁への要請書

■甲府信用金庫支店長&大陸商事根津社長が共謀して他人名義で多額な借入
■甲府信用金庫への行政指導を求める竹中平蔵金融担当大臣宛て要請書


■甲府信用金庫支店長&大陸商事根津社長が
  共謀して他人名義で多額な借入


"知らぬ間に"債務者とされた古屋嗣雄(ツグオ)さん古屋芳子さんの裁判への支援要請について

 


古屋嗣雄さん(81歳)の家族
マルイチストアー内で
山梨市小原西の古屋嗣雄さん(マルイチストアー)は大陸商事の根津政弘社長より長屋を取り壊してのビル建設計画を持ち込まれ、一九九三年同意をいたしました。根津社長は直ちに貸店舗住民の立ち退きの同意書類という理由で何枚もの書類に捺印を求め、九月二日には塩山支店に古屋嗣雄名義の□座を開設し5000万円の融資を申し込み、実行後は全部自分で使用しました。塩山支店長であった上矢孝氏は大陸商事が2億円を越える債務を抱え経営が行き詰まっていることを知りながら根津社長と共謀して古屋嗣雄さん名の融資を決定しました。

甲府信金塩山支店前に立つ
古屋芳子さん
 また、古屋芳子さん(糾ロ政住建代表)も一九九七年三月から十二月にかけて根津社長と上矢支店長の共謀により1980万円の融資を申し込まれ実行後全額が大陸商事に渡されました。このときの借入金はいったん全額返済されましたが後日再び2000万円の融資を申し込み実行され全額大陸商事根津社長に渡されました。
 返済や利息の支払いは根津社長が当初行っておりました。上矢支店長も根津社長から受け取り実質的な債務者が根津社長だと承知していたのです。
 甲府信用金庫を代表する上矢支店長はこのような多額の融資を実行するのにただの一度も本人の立会い意思確認を行いませんでした。

 このような異常な融資について金融コンサルタントの村本観さんによるとこれは単なる説明不足・不注意ではなく、根津社長と上矢支店長の共謀による詐欺・背任の疑いが濃厚な事件であると指摘しています。
 二〇〇二年一〇月二十三日古屋嗣雄さん、芳子さんは「債務不存在の確認」を求め甲府地方裁判所に提訴を行いました。全国で金融機関による犯罪の被害者が増加する中で古屋さんたちは同じ被害者を生み出させないために泣き寝入りせず金融権力機関に立ち向かいました。
 市民の皆さん、商工業者の皆さんの大きなご支援を心よりお願い致します。
 
     2003年12月1日
               古屋嗣雄さん・芳子さんの裁判を支援する会
                                会長 山本 大志
           連絡先・激励先 支援する会事務局 東八代郡石和町四日市場32
                                峡東民主商工会
                            пF055−263−2026
        マルイチストアー 山梨市小原西755
                            пF0553−22−0104


■甲府信用金庫への行政指導を求める要請書
金融庁担当大臣: 竹中平蔵 殿


           2004年3月22日
                山梨県東八代郡石和町四日市場32
                   古屋嗣雄・芳子さんの裁判を支援する会
                             会長 山本大志
                山梨県甲府市上今井町1414-2
                   府信用金庫被害者を支援する会(準)
                              代表 吉田昭男


 甲府信用金庫は県内最大手の金庫です。今年中には山梨信用金庫と合併して県内唯一の信用金庫となります。甲府信用金庫は現在4名の顧客より訴訟を起こされて甲府地方裁判所で係争中です。
 係争の原因は何れも被告である甲府信用金庫側にあります。第3者が申し込んだ多額の融資を債務者の本人確認を全<せず実行して、それを第3者が開設した□座に振り込み第3者に使用されてしまったり、(塩山支店・山梨加納岩支店)多額の死亡損害保険金受け取り□座を第3者が開設し、振り込まれた保険金を□座名義人を確認せず第3者に引き渡したり、(甲府国母支店)融資申込みに際して債務者本人確認をしないで、本人が全く知らない間に債務者とされていたり、これは本店融資部長も認めている。(竜王南支店)等タの事件内容であります。
 更に甲府信用金庫は取引のある顧客の営業内容が悪<返済能力に疑問があっても第3者に迂回融資を行ったり、新規事業開設の際も地元の有力事業者・資産家が保証人になるなら無条件で幾らでも融資を行うと勧めるなど悪徳商工ローン業者同様の手□で被害者を生み出しています。
 現在訴訟など表面に出た被害者は極めて限られた一部で、全国的な動向から見ても県内において多くの被害者が「泣き寝入り」していると思われます。
 又被害者の一人は平成15年9月5日に関東財務局甲府事務所に甲府信用金庫の行政指導を要請致しましたが現在まで何の返答もありません。係争中の事件は一支店に留まらないことから甲府信用金庫の単なる手違いや事務処理ミスとは考えられません。甲府信用金庫の企業体質がら発生したものと考えられます。
 今後同様の事件被害者を増やさない為に事実関係の調査を直ちに行い貴庁の早急なる行政指導を下記のとおり要請いたします。`
                      記
 1、甲府信用金庫が関係法規に違反して第3者による□座開設恒常化、本人確認をしない融資の実行、実態の無い事業者への融資、迂回融資等々の是正指導。
 2、支店長など幹部の違法行為は恒常的で事務管理監督体制の過怠、検査業務が形骸化されている。
同様の事件を生まないような指導と是正措置。
 3、甲府信用金庫の貸し手責任の自覚と金融機関の社会的役割自覚の欠如の是正と顧客の苦情やミス、事故に対して誠実に解決しようとしない企業姿勢の是正。
 4、資金使途不明、投機目的の融資の実行や、融資した資金が目的とおりに使用されないのに繰り返し融資を行うなどの不法行為の是正。