融資一体型変額保険 学習会報告
7月9日(木)記者会見の後、3時より東京弁護士会にて、会員、税理士、弁護士50名の参加がありました。
弁護士 伊藤和子先生を講師としてお迎えし、融資一体型変額保険の学習会を行いました。この学習会でも、国連通報した融資一体型変額保険被害者の方三名から報告があり、参加者の方々は、このような被害が現在も続いていることを改めて知り、自宅まで奪われるという理不尽な対応を、改めて東京三菱UFJ銀行への怒りの感想が相次ぎました。
【学習会レジュメ】事務局長 弁護士 椎名麻紗枝
三菱UFJ銀行の略奪的融資被害の国連通報の報告
2026年7月9日
銀行の貸し手責任を問う会
事務局長 弁護士 椎名 麻紗枝
1.融資一体型終身一時払い変額保険の欠陥性
変額保険は、運用成果が、契約者に帰属するものであり、投資信託類似のリスクのある金融商品
アメリカでは、証券業法が適用され、変額保険へは融資規制されている。しかし、日本では、死亡保険金が付加されていることから、保険商品として認可され、融資については何ら規制がされなかった。
日本では、バブル時に融資拡大に躍起となった大手銀行が、融資一体型終身一時払い変額保険は、相続税対策に有効であるとして、顧客が所有する不動産の価格以上の高額な融資を行った。
① 終身一時払い変額保険の危険性
長期の株価の動向は予測不可能であるにもかかわらず、終身一時払い変額保険を販売した。アメリカでは販売されていない。
② 解約権の制限
変額保険の運用が悪化しても、解約するには、借金を返済し なければならなくなるので、解約はできない。
2.三菱UFJ銀行の略奪的融資
① 虚偽の説明
三菱UFJ銀行は、変額保険のリスクの運用が悪化すれば、 融資金は返済が困難となることは説明せずに、運用は、銀行金利を上回る利回りで運用しているので、変額保険を解約すれば借金は返済できると言う説明に終始した。
しかも、融資金は、また変額保険の運用は、保険料が全額運用にまわされるわけではない。10パーセントから20パーセントが、一般勘定にまわされ、運用される特別勘定は、80パーセントから90パーセントである。銀行は、このような説明は一切していない。
② 顧客を犠牲に銀行の利益優先
融資拡大のための手段
A、金利の払えない人に、「マイカードビック」というカードローンで利払い資金を融資している。利払い資金を借りれば、複利になる。
B、融資一体型変額保険の融資の時期
三菱UFJ銀行は、80年後半、大手銀行の中で、融資残高が最下位だったことから、これを挽回するために、融資一体型変額保険の販売に狂奔して、2年後には、個人向け融資残高は、一位になった。しかし、その時期は、バブル崩壊が始まった1990年以降である。三菱UFJ銀行は、バブル崩壊を予測しながら、融資一体型変額保険の販売に狂奔した。そのために、三菱UFJ銀行は、融資金の回収が困難になることを予測していたために、担保にとったのは、変額保険ではなく、優良不動産であった。
③ 三菱UFJ銀行の融資金の悪質な回収
融資金の回収という銀行の言う「汚い仕事」は、三菱UFJ銀行の子会社ダイヤモンド信用保証会社に債務者の自宅の競売を代行させ、落札代金から融資金を回収している。まさに略奪的融資である。しかも、保証会社への保証委託費用は、顧客に負担させている。
3.国連の人権作業部会への通報を決意した理由
① 「略奪的融資」は、世界的な傾向
アメリカのサブプライムローンの債務者400万世帯が、住ん でいる家を差し押さえられ、被害者は、「略奪的融資」だと怒った。
② 日本の被害者救済の現状
司法の無力
住んでいる家を不当な融資で奪うのは、国際人権規定に違反する人権侵害
4.国連人権作業部会での勧告を得て、国内での被害者の救済と立法化への道につなげる
【学習会後のアンケートのコメントの一部をご紹介します】
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35年間銀行は本当に変わらない。サービサーも変わらず、日本は悪くなるばかり、
国連通報により勧告がでるようにお祈りします。
三菱UF銀行がバブル後に変額融資や不動産融資をすすめていたのはよく知らず、ガッカリです。
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私達は三菱銀行ではなく、当時の第一勧業銀行の件でしたが、皆、大蔵省のみとめた変額保険とローンの組み合わせでしたが、マニアルはすべて同じで、今はローンの借り入れが3倍の利息になっていると、銀行員に言われて困っているところです。
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何故裁判所は被害者を助けなかったのか?なぜ負けるのか?あたり前だったのか?
裁判所も銀行に逆らえなかったのか?人権意識が低いのはなぜか?
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